アルバイトへの応募を決めたものの、いざ履歴書を目の前にすると「学歴は中学校から書くべき?」「在学中と卒業見込みのどちらを書けばいいの?」とペンが止まってしまう高校生は少なくありません。採用担当者が最初に見る学歴欄は、応募者の正確性や丁寧さがダイレクトに伝わる重要なチェックポイントです。
学校名や学科の正式名称、年号の統一など、基本を押さえるだけで履歴書全体の完成度は劇的に高まります。今回はバイト採用で差がつく学歴欄の書き方から、学年別の表記ルール、志望動機や提出時のマナーまで分かりやすく整理してお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:高校生の履歴書における学歴欄は「中学校の卒業年月」から書き始めるのが標準ルール。
- 要点2:1〜2年生は「在学中」、卒業後の就職や進路が決まっている高校3年生は「卒業見込み」と使い分ける。
- 要点3:学校名・学科コース名は省略せず正式名称で記載し、修正テープの使用や年号(西暦・和暦)の混在を避ける。
【基本ルール】高校生のバイト履歴書で学歴はいつから書く?中学校卒業からの記入例
高校生がアルバイトに応募する際、学歴は「中学校の卒業」から書き始めるのが一般的なマナーです。小学校の入学や卒業まで遡って書く必要はありません。行の中央に「学歴」と記載した上で、次の行から時系列順に記入を進めていきます。
記載にあたって最も意識したいのが「学校名の正式名称」です。普段呼び慣れている「〇〇中学」「〇〇高校」は略称であるケースが多いため、必ず正式な設置母体(市区町村立や都道府県立、私立など)を明記します。
【中学校卒業からの学歴記入例】
2023年(令和5年)3月 〇〇市立第一中学校 卒業
2023年(令和5年)4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
2026年(令和8年)現在 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 在学中
国公立中学校の場合は「〇〇区立」「〇〇町立」まで正確に書き、私立の場合は「私立〇〇中学校」と記載します。高校についても同様に「〇〇県立〇〇高等学校」のように「高校」ではなく「高等学校」と書くのが鉄則です。
「在学中」と「卒業見込み」の違いは?学年別の正しい表記ルールと見本
学歴欄の最終行で多くの方が悩むのが「在学中」と「卒業見込み」の使い分けです。この2つには明確な基準が存在します。
高校1年生や2年生、または高校生活が続く段階でのアルバイト応募であれば、現在の状態を表す「在学中」を使用します。一方、高校3年生で単位取得の目処が立ち、翌年3月の卒業が予定されている状況であれば「卒業見込み」と記載するのが基本です。ただし、一般的な短期・長期バイトであれば、高校3年生であっても「在学中」と書いて問題視されることはありません。
【学年別の書き分け見本】
高校1年生・2年生の通常アルバイト応募:
・2025年(令和7年)4月 私立〇〇高等学校 普通科 入学
・2026年(令和8年)現在 私立〇〇高等学校 普通科 在学中
高校3年生(卒業年度)の応募:
・2024年(令和6年)4月 〇〇都立〇〇高等学校 情報処理科 入学
・2027年(令和9年)3月 〇〇都立〇〇高等学校 情報処理科 卒業見込み
学歴欄のすべての記載を終えたら、最後の学歴行の右端に「以上」と書き添えます。職歴がない高校生の場合は、学歴の下に1行空けて「職歴」と書き、その次の行に「なし」、さらにその右下に「以上」と記す構成が最もスマートです。
学科・コース名や中退時の扱いは?迷いやすい学歴欄の特殊パターン解説
高校には普通科のほかにも、商業科、情報科、国際教養コースなど多様な専攻が存在します。これらも略さず、「学科名」や「コース名」まで漏れなく記載してください。例えば「〇〇高等学校 商業科」「〇〇高等学校 普通科特進コース」のように、入学行と在学中(または卒業見込み)行の双方に揃えて明記します。
転校(転入学)や休学、あるいは高校を中途退学した後に別の高校に通っている、または現在アルバイトを探しているケースもあるでしょう。中退歴がある場合も、虚偽の記載(学歴詐称)を避けるため正確に書く必要があります。
【中退・転校時の記入例】
高校を中途退学した場合:
・2024年(令和6年)4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
・2025年(令和7年)9月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 中途退学(一身上の都合により退学)
転校(転入学)した場合:
・2024年(令和6年)4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学
・2025年(令和7年)8月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 転校のため退学
・2025年(令和7年)9月 私立〇〇高等学校 通信制課程 転入学
退学理由について特段の事情(家庭の事情や進路変更など)があれば「家庭の経済事情により中途退学」「別の専攻分野へ進路変更のため退学」などと添えると、面接官にも事情が前向きに伝わります。
【2026年最新】履歴書の年号計算に迷わない西暦・和暦(令和)早見表
履歴書を作成する際、小学校・中学校を何年に卒業したのか計算が分からなくなるトラブルは頻発します。年号は履歴書全体で「西暦」か「和暦(令和・平成)」のどちらかに統一することが必須条件です。
現役高校生の学歴記入に役立つ、入学・卒業年度の早見表は以下の通りです。
【現役高校生の学歴早見表(ストレート進学・4月1日生まれ〜翌4月1日生まれ基準)】
・高校3年生(2008年/平成20年度生まれ):
2024年(令和6年)3月 中学校卒業 / 2024年(令和6年)4月 高校入学 / 2027年(令和9年)3月 高校卒業見込み
・高校2年生(2009年/平成21年度生まれ):
2025年(令和7年)3月 中学校卒業 / 2025年(令和7年)4月 高校入学 / 2028年(令和10年)3月 高校卒業見込み
・高校1年生(2010年/平成22年度生まれ):
2026年(令和8年)3月 中学校卒業 / 2026年(令和8年)4月 高校入学 / 2029年(令和11年)3月 高校卒業見込み
日付欄や生年月日欄を「2026年」と書いたなら学歴欄も西暦表記にし、「令和8年」と書いたなら学歴欄も「令和〇年」と合わせることで、整理された読みやすい書類に仕上がります。
採用担当者はここを見ている!志望動機・本人希望記入欄とやりがちなNGマナー
学歴欄を完璧に仕上げても、書類全体の基本マナーが疎かになっていては採用を勝ち取れません。特にやりがちな失敗として挙げられるのが「修正テープや修正液の使用」です。
履歴書は公的な応募書類であるため、書き損じた場合は二重線や修正液で直すのではなく、最初から新しい用紙に書き直すのが原則です。誤字を防ぐために、鉛筆で薄く下書きをしてからボールペン(黒のゲルインクや油性・0.5mm推奨、消せるボールペンは不可)で清書することをおすすめします。
また、学歴以外の記入欄でも好印象を残すポイントがあります。
1. 志望動機欄:
「家から近いから」「時給が良いから」といった条件面だけでなく、「貴店の明るい接客に魅力を感じた」「部活動で培った体力を活かしてテキパキ働きたい」など、高校生ならではの前向きな姿勢や意欲を自分の言葉で添えましょう。
2. 本人希望記入欄:
学業や部活動と両立できるシフトを明確に伝えます。「平日は学業のため17時以降勤務可能、土日は終日勤務可能です」「テスト期間中はシフトのご相談をさせていただけますと幸いです」など、勤務可能な曜日・時間帯を具体的に書いておくと、店舗側もシフト作成のイメージが湧きやすくなります。
【履歴 書 学歴 高校生】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:学歴欄の「職歴」には、単発バイトやこれまでの短期バイトを書いても良いですか?
A1:高校生のアルバイト応募では、過去のバイト経験は「職歴」に書かず「なし」とするのが一般的です。過去の経験をアピールしたい場合は、自己PR欄や志望動機欄、あるいは面接の場において「以前カフェで3ヶ月間レジ打ちを経験しました」と伝えるのが自然です。
Q2:定時制や通信制高校に通っている場合、学歴欄にはどう書くべきですか?
A2:「〇〇県立〇〇高等学校 通信制課程 普通科 入学」のように、課程名を正確に記載します。定時制や通信制は日中のシフトに入りやすいメリットがあるため、本人希望記入欄に「平日の昼間からフルタイムで勤務可能です」と補足を加えると強みになります。
Q3:まだ高校に入学したばかりの高校1年生ですが、学歴欄はどう書けば良いですか?
A3:高校1年生春の応募であれば、「〇〇年3月 〇〇市立〇〇中学校 卒業」「〇〇年4月 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 入学」「〇〇年(現年月) 〇〇県立〇〇高等学校 普通科 在学中」と3行で記載します。
まとめ:正しい学歴の書き方で採用を勝ち取ろう
高校生にとって履歴書の作成は少し緊張する作業ですが、押さえるべきルールは非常にシンプルです。「中学校卒業からのスタート」「正式名称での記述」「在学中・卒業見込みの正確な使い分け」の3点を徹底するだけで、誠実で頼もしい印象を採用担当者に与えられます。
丁寧に書き上げた履歴書は、あなた自身の意欲と責任感を伝える強力な武器になります。記入例や早見表をしっかりと手元で確認しながら、自信を持って面接へ挑みましょう。 (出典: 履歴 書 学歴 高校生(Yahoo!ニュース))